ターザンカフェ|今日のコラム[2004年10月02日(土)]

http://www.ibjcafe.com/talk/tarzan/index.htm

基本的に個人主義者で常にマイペースで生きてきた男が、チームを統率する監督になったことは、そもそもイレギュラーな印象をボクたちに与えた。

ところがその男が部下の能力を見極め、なおかつ人材活用能力にもすぐれていたという現実をボクらはみんな見せつけられたのだ。

指導者として大事なことは人の才能をしっかりと見分けて、それをいかにうまく使っていくかである。落合監督はそれができた人なのだ。

「才能を見極める」「その才能を上手に使う」。指導者がやらなければならないことはこの2点だ。つまり才能は発見され発掘されないと、なんの意味もないのだ。

才能とは人の助けが必要なのだ。しかしその才能は利用され活用されることを求めている。これもまた大切なことである。

最後にあんな個人主義者が胴上げされたんだよ。こんなパラドックスなシーンが感動的でないはずがないのだ。