News:両親にインターネットを使わせるとしたら

http://www.itmedia.co.jp/news/0309/01/cjad_kodera.html

 子供からすれば多少コストはかかるが、両親に送るPCとしては比較的新しめで安定しており、長期にわたって電話サポートをやってくれる国内メーカー製のものが正しい選択なのではないかと思う。かといって面白みもなんにもないビジネスモデルをあてがうのも考えもの。少なくとも興味を持って接して、もらえなければ元も子もないからだ。そのあたりのバランスが難しいところだ。

 そのような条件をいろいろ考えたあげく、筆者が選んだのは、ソニーの「VAIO W」やNEC「VALUSTAR FS」のような、モニタ一体型のデスクトップ機だ。これらは元々は若者向けだったりファミリー向けだったりするモデルだが、シニアにもまずまず悪くない選択だろう。

 理由は、全部が一体化しているのでセットアップが簡単なこと、フットプリントが小さく邪魔にならないこと、モニタが比較的大型で見やすいこと、単機能ならリモコンでも操作できること、などが挙げられる。そして最終的にはテレビとして使える、というのはちょっと言い過ぎか。

 欲を言えば、最近の液晶モニタはどんどん高精細になっていくので、画面の拡大モードや、デカいフォントのデザインが一発で設定できる機能が欲しいところだ。

 また一時的にサインアップできても、支払い方法がクレジットカードしかないのが痛い。シニア世代では、クレジットカードの保有率は案外低いのだ。これは「カード破産」という時代を定年前に生きてきた人たちの典型的な反応で、「カードは怖い」という思いがあるからだ。

 某大手プロバイダに電話で確認したところ、書面で申し込めば振り込みでの支払いも可能だという。だが申し込み手続きに時間がかかるため、キャンペーン期間中に間に合うかどうかは微妙、ということであった。

結局何が目的なのか