Windowsの再セットアップ用のリカバリ領域を誤って消してしまったので、バックアップしてあったI386フォルダから、Windowsのブータブル・セットアップCDを作成する手順
I386フォルダからブート可能なセットアップCD-Rを作成する手順です。
尚、I386フォルダのみなので、ベンダー独自の各種ドライバ(ネットワーク、ディスプレイ、電源など)はCD-Rに含まれずインストールされません。別途ベンダーのサイトからダウンロードする必要があります。あしからず。
以前、Ubuntuをインストールした際に、
ので今回Windowsを復旧して再インストールをしてみました。
環境
- OS:Windows XP Professional (以下の手順で調べて、I386フォルダに適用されているService PackのバージョンはSP2と判明)
- ISOイメージの仮のルートディレクトリを D:\WXPSP2CD とし、この配下に I386フォルダをコピー。D:\WXPSP2CD\I386となるようにする。
手順
- 以下のファイルをダウンロード。ダウンロード元サイト例:「WindowsプリインストールPCでServicePack適用済みブータブルCDを作ろう」など
- Service Packのバージョンを確認して、WIN51 ファイルなどをルートフォルダ(例 D:\WXPSP2CD)に配置
- ブートローダ(例:W2KSECT.BIN)もルートフォルダ(例 D:\WXPSP2CD)に配置
以上から、フォルダ・ファイル・フォルダの階層構造は、Windows XP Professional SP2の場合
D:\WXPSP2CD
├ I386 フォルダ
├ WIN51 ファイル
├ WIN51IP ファイル … XP Professionalなので、このファイル名。OSのEditionごとにファイル名は異なる。
├ WIN51IP.SP2 ファイル … Service Packのバージョンのファイル名
└ W2KSECT.BIN ファイル …ブートローダ。別途ダウンロード。
- "SP+メーカー"で、上記のフォルダをWindows XPのISOイメージとして作成。"SP+メーカー"の操作・設定はヘルプファイルに詳しく書かれています。
- オプションでブートローダ(W2KSECT.BIN)を指定
「SP+メーカー」の設定例
- 作成したWindowsのセットアップISOイメージに問題がないか、Virtual PC/Virtual Server/VMwareなどでインストールを行ってみて確認。
- ISOイメージに問題がなければCD-Rに焼く。
他にも同様にWindowsのインストールCDを作成できるソフト nLite などがあり、任意のサービスパックの適用やドライバの同梱などもできるそうですが、今回はパス。
参考にさせて頂いたサイト
A.K Office > ソフトウェア > SP+メーカー
http://www.ak-office.jp/software/winsppm.html
ブート可能なISOイメージ作成ソフト
A.K Office サポート掲示板 - タイトル:WIN51*.SP2が見つからない
http://www.ak-office.jp/php/wforum/wforum.cgi?mode=allread&pastlog=0004&no=3198&page=100&act=past
SP+メーカーの操作例
WindowsプリインストールPCでServicePack適用済みブータブルCDを作ろう
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Cupertino/3686/instcd.html
ブートローダ W2KSECT.BIN, WIN51などのファイルをダウンロード
第12章 Windows XP/2000 のインストールCDを組み込む
http://lets-go.hp.infoseek.co.jp/bootcd/bootcd12.html
必要なファイルなどの例